こんにちは、ダン(@adan_wb02)です。
大学卒業間近の3月27日に内定辞退しました。
内定辞退に至った経緯、その理由、その後についてお話していきます。
少しでも自分のキャリアについて考えている人の参考になれば幸いです。
目次
【体験談】卒業間近2018年3月27日に内定辞退をしました
ここでは、内定辞退に至った経緯を遡っていきます。
2018年3月22日0時すぎに、採用担当の人事の方にメッセンジャーで連絡しました。(下画像)

本当はメールで送る予定でしたが、担当者のメールアドレスがわからず、メッセンジャーで送りました。
内容はこちらです。(下、引用)
お疲れ様です。夜分に失礼します。西田です。入社に関する相談でご連絡しました。3月中ずっと入社することについて悩んでいます。入社直前のこの時期にご連絡することは大変失礼なことではありますが、自分の中でもハッキリさせておきたくご連絡致しました。もし(会社)を辞退したとしても、別の企業に就職する予定もありません。ただ、企業に依存する自分が嫌だということ、「〇〇〇〇〇〇略〇〇〇〇〇〇」自分がお手伝いする気持ちに自分が納得していない状況だからだと考えています。詳しくはお電話または御社オフィスにお伺い致します。電話番号がわからず、チャットでご連絡しまして、申し訳ありません。再度ご連絡よろしくお願いいたします。
その後、一度話の場をいただきまして、面談をしました。
面談では、これらが聞かれました。
面談で聞かれたこと
- やめる理由
- その後のビジョン
ここさえちゃんと話せていたら、まず止められることはないでしょう。

僕が止められた理由は、やめる理由が具体的じゃなかったから。
そして、その後のビジョンもあまり具体的ではなかったからです。
しかし、やめる意思は明確にあったので、それを伝え、内定辞退を承認してもらいました。

内定辞退を承認してくれて本当に感謝しています。これからも頑張ります。
次に、内定辞退した理由についてお話していきます。
内定辞退した2つの理由

内定辞退した2つの理由は以下です。
内定辞退した2つの理由
- 企業に依存する自分が嫌だった
- 仕事への向き合い方がわからなかった
それぞれ説明します。
企業に依存する自分が嫌だった
内定辞退した理由、1つ目は「企業に依存する自分が嫌だった」ことです。
これは反骨芯があるからではなく、大学生の時にニュースで見た『2015年東芝不正会計事件』が衝撃的すぎて湧き出た思いです。
2015年の東芝不正会計事件:大赤字であるのに2008年度から14年度まで営業利益があると計上していた
関連記事:『東芝、不適切会計問題を読み解く』
そもそも僕は、有名大学に行き、有名な企業に勤め、一般的に出世コースと言われるキャリアを歩みたいと思ってました。
ただ、このニュースを見て「有名企業に行くのは正しいのか?」「そもそもなぜ企業にみんな勤めるのが当たり前なんだ?」と考えるようになりました。
また、とても衝撃的だったのが「ビジネスで赤字が出ると、社員をリストラする」のが当たり前だったことです。

そりゃあ、リストラは人件費を抑えるためには必要なこと。
ただ、社員にも養わなければいけない家族がいる。
もし、リストラされなくとも給料が下げられる可能性は大きい。
もし自分が家族を持った時に「給料が下げられる」のはかなり厳しい。
そして、それはただの社員でいることもやばいのではないか?
そう、考えさせてくれた事件です。
この事件は、僕が大学1年生の終わりに起きたことで、幸いにも大学生としての時間はまだまだ長く続きます。
大学2年生から「ビジネスとは何か?」と自分の中で探求したり、本を読んだり、検索して調べたり、様々なことをしました。
しかし、就活時までに自分なりの答えを出ず「答えが出ない状態で、企業に依存する自分が許せなかった」が1つ目の理由です。

「え?それで働くの辞めるって、生活費とか大丈夫なの?」と採用担当の方に心配していただきました。
僕は、内定辞退してもすぐ死ぬレベルの生活でもなければ「バイトで直近の生活費を稼げるだろう。」と考えていたので、自分が納得がいかないので辞めます。と押し切りました。
続いて、2つ目の理由になります。
仕事への向き合い方がわからなかった

内定辞退した理由、2つ目は「仕事への向き合い方がわからなかった」ことです。
当時は、自分が就職しても「前向きに仕事を頑張ろう」という気持ちが湧きませんでした。
理由は、大学時代にビジネスを勉強し「インターネットを使えばなんでも仕事ができる」と思ったからです。
インターネットを使えば仕事ができるのに、なぜわざわざ出社して商材を売り、または売りための効率の良い手段を考えチームで動かなければいけないのか?
大学生のくせに生意気かもしれませんが、全く納得が行きませんでした。

インターネットで稼げるようになれば、別に企業のために尽くすっておかしくない?
確かに「成長」や「安定」はあるかもだけど、それは企業に属しても属してなくても自分のモチベーション次第じゃね?
そもそも悩んでるってことは、入ってからも悩むと思う。
こんなことを思っていたので、完全に内定辞退する想定は頭の中ではありました。
資本主義の日本社会では、生きるためにお金が必要です。
企業に属してお金を安定的にもらいつつ、自分の成長に向き合うのも良い考えだと思います。
ただ、自分の中で納得がいなければ、肩書きも全て無くした「0」状態を味わうのも良いと思います。
全て自己責任です。会社は素晴らしい肩書きにもなるので、楽ですよ。
当時、内定辞退を承認してくれました採用担当の方に、感謝しております。
【その後】内定辞退後の行動

内定辞退後の行動について紹介していきます。
内定辞退後の行動
- UberEatsで生活費を工面
- 個人スキルで業務委託を獲得
- 田舎フリーランス養成講座に参加
それぞれ説明していきます。
UberEatsで生活費を工面
内定辞退後にすぐ始めたのが「生活費の工面」です。

内定辞退したってことは「職業なし」、つまり無職になる。
まずは、生活費の金を集めないと死ぬぞ!
生活費を稼ぐために考えたのが3つあります。
生活費を稼ぐために考えたこと3つ
- アルバイト
- 業務委託で稼ぐ
- ビジネスやる
アルバイトはすぐ思いつきましたが、それって就職した方が稼げますよね。
だから、アルバイトではない仕事を見つけて稼ぐことにします。

Uber Eats配達パートナーってのがあるらしいから、まずはそれをやってみよう!
僕は、生活費のために「UberEats配達パートナー」をして生活費を稼ぎます。
UberEats配達パートナーについて別記事で紹介してますので、参考にしてみてください。
他にも、業務委託を取れるように取り組みました。
個人スキルで業務委託を獲得
内定辞退後に2つ目にしたのが「個人スキルで業務委託を獲得」です。
大学生時代からWebライターとして業務委託的に仕事をもらった経験があり、それを活かしました。
具体的には、クラウドソーシングでライター案件を獲得して月5万円を稼ぎました。
それぞれ無料会員登録後、発注されているライター案件を獲得できます。
UberEatsとクラウドソーシング を含めて、合計で15万円を稼いでいましたが、結構大変でした。
一応、就職しなくても生きていけることが証明できたので、自分では満足でした。
田舎フリーランス養成講座に参加
内定辞退後に3つ目にしたのが「田舎フリーランス養成講座に参加」です。
田舎フリーランス養成講座(現在の名称は「ワークキャリア」)は『新しいキャリアへの第一歩を踏み出す1ヶ月間』をコンセプトに、今後のキャリアを模索する場です。
いなフリで得られたこと
- 全般的なwebの知識
- インターネットで稼ぐ経験
- キャリア相談
- 心理的安全性のある場
いなフリでは、1ヶ月で10万円を稼ぐ目標がありますが、一応目標にしているだけで10万円を稼がない人もいます。

僕は、稼がずに「自分のこれから」についてずっと内省していました。
もちろん、仕事もしていましたが、メインは「仕事観を聞いたり」「遊んだり」「これからについて考えたり」そんな1ヶ月を過ごしていました。
自分のこれからを作ってくれたので、参加して満足です。みんなにありがとうと伝えたい。
関連記事:『田舎フリーランス養成講座の体験談』
1ヶ月を終えて、地元にまた帰ってきてから生活のためにも、また頑張ってます。
逐一、プロフィールページで近況報告していますので、よかったら見てみてください。
【アドバイス】内定辞退を少しでも考えている君へ
内定辞退を少しでも考えているあなたに、3つのアドバイスを送ります。
内定辞退のアドバイス3つ
- 辞める理由を整理する
- 内定辞退は報告すれば絶対にできる
- 辞退後についてもちゃんと考えよう
それぞれ説明します。
辞める理由|メリット・デメリットを整理する
内定辞退前に考えてほしいこと、1つ目は「辞める理由を整理する」です。
就職先がなくなる可能性もあるので、メリットもあり、デメリットもあります。
内定辞退するメリット
- 自分の素直な気持ちを受け入れられる
- 新しい道が開ける
内定辞退を考えてる人は、「直感的になんか違う」と思ったはずです。

僕もそうでしたし、それがうまく言語化できませんでした。
ただ、その直感を信じて行動すると、自分に納得感を持って行動できます。
ただ、新しい道を開くのもなかなか難しいし、さらにデメリットもあるから多くは一歩を踏み切れません。
内定辞退するデメリット
- 生活費の心配がある
- 社会的信用がなくなる
お金も信用もない状態で、社会に放たれるのもなかなか厳しいものです。
これらの状況でも「自分の道を切り開きたい」と思える方は内定辞退しましょう。

僕は、自分の人生を自分が納得いく人生にしたいので、他人にどう思われようが、自分の道を切り開く方を選びました。
内定辞退は報告すればできる
内定辞退前に考えてほしいこと、2つ目は「内定辞退は報告すればできる」です。
内定辞退ができないは嘘です。

内定辞退したら「賠償請求を要求される」という噂がありますが、そんな法律はありません。
※「内定承諾書」の書面に書いてない限りは。
また、内定辞退するなら必ず連絡すべきだと僕は思います。理由は、誠意が大切だから。
内定辞退の手段
- メール
- 電話
- チャット
とにかく、必ず報告すべきです。報告がないのは、論外です。(社会的にどうなの?状態になります)
アルバイトのバックれならまだしも、正社員になるのに報告なしで辞退は無理ですね。
報告も結構メンタル的にきついって方は、代行サービスに頼みましょう。(自分で報告すれば無料ですよ)
アルバイトの退職から正社員の退職まで、LINEまたはメールで無料相談してます。
メディア掲載多数の退職代行サービス最大手「EXIT」がおすすめです。
辞退後についてもちゃんと考えよう
内定辞退前に考えてほしいこと、3つ目は「辞退後についてもちゃんと考えよう」です。
辞退後にも、人生はまだまだ続きます。特に「お金」は生きるため必要です。
内定辞退後の行動
- 新しく就活する
- 人生模索する(旅に出るとか)
- やってみたいことをやる(プログラミングとか)
人生に模索する期間は必要です。
逆にストレートでやりたいことある人はあんまりいないと思います。
自分のやりたいことを見つめ直す、あなたを応援しています。
【まとめ】納得いく人生を送る人が少しでも増えてほしい
今回は、僕が経験した内定辞退に至った経緯、その理由、その後についてお話してきました。
「内定辞退」は多くの人がしてるわけではないし、社会的にも批判されています。
そのため、内定辞退について詳しく書かれている記事がなかったので、今回書きました。
少しでも今の内定先でいいんだっけ?と悩んでいる方は、ちゃんと考えてください。
内定辞退のアドバイス3つ
- 辞める理由を整理する
- 内定辞退は報告すれば絶対にできる
- 辞退後についてもちゃんと考えよう
上記のアドバイス通りにちゃんと考えれば、内定辞退の判断を誤らないと思います。

少しでも自分の人生に納得がいく人が増えることを願っています。
納得がついた人生は、活力満点で行動できますしね!
僕は、止められました。笑