こんにちは、だん(@adan_wb02)です。
9月21日のニュースで『就活ルール廃止!』が政府・経済界・大学間で調整されたニュースが話題になりました。
僕はとても面白いことになると思い、ツイートしました。笑
https://twitter.com/adan_wb02/status/1043076104364281857
そしてついに、10月9日に経団連会長が(2018年)現在、大学2年生が就活を始める2021年春入社の代から就活ルール廃止が決まりました。
就活のプレッシャーがあった大学生に心から言いたい。
「おめでとう!」と。
ただ、僕が喜んでいる反面、就活ルールがなくなって『今後どうすればいいのかわからない大学生』も多く出てくるでしょう。
今回はそんな人のために、これからの就活のためにあなたはどうしていけないいのか?について解説していきます。
目次
就活ルールが廃止になった理由

あなたの就活について解説する前に、就活ルールがなぜ廃止になったのかについて説明します。
就活ルールが廃止になった理由は3ポイントで説明できます。
- 就活協定が形だけのモノになっている
- 新卒一括採用が今の日本経済に合わない
- 東京オリンピックに重なっている
それぞれ解説していきます。
就活協定が形だけのモノになっている
就活協定とは、就活生にはあまり関係がないかもしれませんが、「今年は3月から就活解禁!」や「6月に内定解禁!」のような就活の指標を出すやつです。
ね。就活生にはあんまり関係ないですよね。
就活協定は企業側に関係するもので、スタート時期を設けることで優秀な人材を特定の企業に独占させないために設けられた制度です。
ただ、企業によってはサマーインターンや長期インターンを行い、内々定(ほぼ内定)を与えていたので、就活協定はほとんど意味をなしていませんでした。
新卒一括採用が今の日本企業に合わない
日本経済の安定さは安全なものではなくなってきています。
10年前までトップ企業として躍進していた企業が衰退したり、グローバル企業の流動性が高まっているなど、現状の人材では企業成長に繋がりにくいことが判断されたのでしょう。
新卒一括採用では、大量に採用するため、効率的に採用・研修活動にあてられる良い面があります。しかし、均一なスキルに留まってしまう悪い面もあります。
現状は主体的に行動できる人材を積極的に採用すべく、就活意識の高い人が面接に来る通年採用に変化したのでしょう。
東京オリンピックに重なっている
東京オリンピックがなくても、いずれ新卒一括採用は廃止されていたでしょう。
ただ、東京オリンピックが終わるタイミングで新卒一括採用が廃止されたのは経済不況になることが考えられるからです。
オリンピック準備の段階では街を綺麗にしたり、物流や人材の流動が高まります。
オリンピックが終われば、綺麗にする必要も、物流や人材の流動も収まると予想されている(不景気)ため、そこから新たに優秀な人材だけを採用する考えが企業としてメリットがあると考えられるからです。
僕が新卒一括採用廃止で喜んでいる理由

僕は大学生の頃から就活のあり方について、疑問を持っていました。
その疑問は、就活を有利にするためにインターンや興味のない企業について調べる時間がもったいないのに、なぜやらなければいけないのだろうか?というものです。
たしかに、良い給料をもらうためには就活という競争を勝たなければいけません。
しかし、そのためだけに頑張るのは馬鹿げているし、自由を奪った強制的プレッシャーに思えました。
ただ、これからは違います。
新卒一括採用が無くなり、通年採用に変わると、大学生の期間に就活のために何かを頑張る必要はありません。
大学生の期間は自分のやりたいことに自由に時間を使えます。
たとえ、大学卒業してから就活を始めても通年採用だから大丈夫だし、自分のやりたいことに真剣に取り組んでいた人材の方が企業は欲しいと感じてくれます。
なぜなら、その人に主体性があるからです。自分のやりたいことをどうやって、どのように行ってきたかを論理的に話せたら企業はあなたを欲するでしょう。
就活のために何かをやらなきゃいけないことは無くなります。
就活を控える大学生はどうすればいいのか?

新卒一括採用ではなく、通年採用に変わることで、大学生のうちに就活する必要がなくなります。
そのため、「面接時に大学生のうちに就活する理由はなんですか?」と今ではありえない質問があるかもしれません。
就活のために何かをやる必要はないが、実際に就活までに何かしら話せるネタは作る必要があります。
就活を控える大学生はどのようにして就活を乗り切ればいいのかについてお話しします。
具体的にはこの2つのどちらかをやれば、人事は評価してくれます。
- 自分のやりたいことに熱中していたか
- お金を稼いだ経験があるか
それぞれ説明していきます。
自分のやりたいことに熱中する
やりたいことに熱中している人を評価する理由は、今後答えがない未来に企業が歩まなくてはいけないからです。
やりたいことを実現するのは本当に難しく、これも答えがない未来を歩むことに似ているので、面接時に企業に評価されます。
また、大学生期間では時間が足りないと感じても、通年採用なので大学を卒業してからしばらくやりたいことに熱中していても大丈夫です。
いつでも就活始められます。
また、面接ではあなたがやりたいことに対して、「その目標」、「どのような行動」、「その結果」を明確に語れればあなたの主体性が評価されるでしょう。
結果で失敗しても、失敗でどんなものが得られたのかを説明できると思います。
これからの大学生はやりたいことに充分熱中できます。羨ましい。
お金を稼ぐ
自分のやりたいことが特になければ、お金を稼ぐことにフォーカスして大学生活を過ごしてみると良いでしょう。
この場合には、上記で伝えた「その結果」が「お金を稼いだ」と繋がるので、お金を稼いぐための「行動」や「目標」を逆から話せれば就活は受かります。
ビジネスマンとして「目標」、「行動」、「その結果」を明確に話せる人材は新人として少ない方なので、スキル的にほとんどの就活生に勝てる存在になれるでしょう。
「優秀さ」より「主体的」を目指そう
これから企業は答えがない未来を切り開く人材を探しています。
それは今まで語られていた「優秀さ」とは少し違っているでしょう。
誰よりも「主体的」に取り組み、どんな問題にも受け身にならず、自分で取り組む人材を探しています。
特にメーカーやサービス業者など、企業が商品に価値を生む企業はそのような人材を探しています。
新卒一括採用がなくなることで、大学生は自分のやりたいことに向き合えるでしょう。
下記ツイートは新卒採用がなくなることで起こる変化を予想したものです。僕も共感したので載せます。
新卒の変革からこれから起こるだろう変化
・学生は早くから人材価値をあげにいく
・学生の動きが多様化する(休学、既卒、留年、退学等)
・大学に行く意味を考え始める人が増える
・大学が危機感を覚え、大学の変革が始まる
・学生の多様化、情報格差の減少から、企業側は通年で発信し続け採用する形へ— Keiji Takahashi (@NicorasuK) October 9, 2018
あなたの「人材価値をあげる」のはインターンではなく、自分のやりたいことをどのように行動して結果を出したかが評価に値します。
自分のやりたいことがなければ、お金を稼いどけば就活では勝てるので問題ありません。
就活だけでなく、大学の教育を早く見つめ直して欲しいなと思いますね。