
\ 一目でわかる作品レビュー /
ジャンル | 戦争・ノンフィクション |
作品時間 | 2時間11分 |
おすすめ度 | ![]() |
一言 | アメリカ視点の硫黄島での対戦 |
今回は、戦争で英雄と呼ばれた男たちの物語『父親たちの星条旗』のネタバレ・あらすじを紹介していきます。
目次
【ネタバレ有】『父親たちの星条旗』物語のあらすじと見どころ
主な登場人物と物語の設定
主役は、アメリカ国旗を硫黄島に掲げた6人のうち、3人、ジョン、アイラ、レイニーです。

アメリカの英雄として掲げられた彼らが、戦争資金を集めるために国を周り続けた葛藤・役目を描いた物語です。
この作品は、太平洋戦争・硫黄島の戦いを日米共同で作られた作品の1つです。
クリントン・イーストウッド監督による作品を2つ制作しており、日本側視点の作品は『硫黄島からの手紙』、アメリカ側視点の作品は『父親たちの星条旗』となっています。

僕のおすすめは、『硫黄島からの手紙』を最初に見てください!
- 1945年の硫黄島の戦いに向かうアメリカ海軍
- 硫黄島の摺鉢山をアメリカ軍が制圧して山に旗を掲げる
- 旗を掲げる軍人の写真がアメリカ国に大きな声援が上がる

アメリカ側視点の『父親たちの星条旗』は “戦いの様子” が少なく、グロテスクな部分は少ないので見やすいと思います!
物語の見どころ
- アメリカ軍の戦いに向かう様子
- 制圧した英雄と言われた兵士たちの葛藤と役目
アメリカ軍の戦いに向かう様子

見どころ、1つ目は「アメリカ軍の戦いに向かう様子」です。
硫黄島に向かうアメリカ軍を掻き立てる様子や、戦争に行きたくないと思う兵士の様子が描かれています。
硫黄島に到着する前日に、兵士をリラックスさせるジャズが流れたりするものの、歌詞が兵士たちの不安を煽るようなものだったり、と感傷的になるシーンが多いです。

戦いに向けてのリアルな描写が描かれています。
制圧した英雄と言われた兵士たちの葛藤と役目

見どころ、2つ目は「制圧した英雄と言われた兵士たちの葛藤と役目」です。
アメリカ本国に帰ると、「英雄」扱いされていた旗を掲げた男たち。
旗を掲げた6人のうち3人が生き残り、その3人で戦争の費用を集めるために国中を回って「戦債」募集の演説をします。

周りから「英雄」と思われていても、本人たちは「自分たちが英雄だ」と思っていない。
その葛藤がとても残酷であり、国のプロパガンダに使われていたのだった。
この後は、ネタバレ・あらすじを紹介します!
【ネタバレ有】物語のあらすじ
老いたジョン・ブラットリーの回想

ジョン・“ドク”・ブラッドリーがある日、倒れて誰かを呼ぶ。「どこだ」「どこにいるんだ。」
硫黄島での戦いで衛生兵を務めたジョンは、仲間から助けを求められていることを思い出す。(ここから昔の話にシーンが変わる)
仲間のために敵を倒し、助けられる仲間がいるものの、死んでいく仲間もいる。
ジョンを含め3人の英雄たちは、「星条旗を掲げた」1枚の写真で国の行末とジョンらの人生を大きく変えた。
硫黄島に向かう兵士|荒れ狂う戦地
1945年、硫黄島に向かうアメリカ海軍。3日間の砲撃を終えて上陸し、戦地を攻める。
日本軍の砲撃や銃撃にやられ次々と死んだ兵士たちが海に並べられる。ドクは衛生兵として負傷兵を運ぶ。

多くの犠牲を上げながらも、突き進む部隊。多くの犠牲を払いながら、日本軍との戦闘が続く。
状況は変わり、硫黄島での戦闘が終了。レイニーとアイラが帰還船で言い争う。
写真に写っている人が誰であったかについて、話すレイニー。しかし、そんなことどうでもいいと苛立つアイラ。
彼らは、戦地から帰還して本国に戻るよう命令が下っていた。
硫黄島制圧後に本国に帰還する3人の英雄
本国に戻ると、「星条旗を掲げた英雄たち」の戦債キャンペーンプロモーションを頼まれる。
戦争で疲弊した国を救うべく、国民に国債を購入してもらい資金を集めることが重要なミッションであった。

しかし、「3人は「旗を掲げるに至った経緯」から僕らは英雄ではない」と拒絶する。
旗を掲げるのは誰にでもできたことであり、戦地を制圧した兵士こそが“英雄”であると、いう。
だが、英雄として国民の支持を得ながら、国債プロモーションのミッションを果たす3人。
英雄扱いのプロパガンダで葛藤|旗を掲げた真実
英雄扱いされる兵士たち。特にアイラはその脚光に強い拒絶反応を示す。
「自分は“英雄”らしい功績を上げたわけでもない。ただ、旗をあげるところにいただけだ。多くの仲間を失い、自分も戦地に戻って戦わなくてはならない。」と思いをぶつける。

実際に、写真に写った旗を掲げるシーンは、2回目に掲げた旗であった。
摺鉢山を制圧し、初めの旗を掲げる戦地。陸地・海辺から歓声が上がると、チャンドラー大尉が掲げられた星条旗が欲しいと言い、1番目の旗を下ろして2番目の旗を掲げる命令が下る。
2番目の旗をあげにきた伝令のレイニー。そして現場にいたアイラ、ジョン、マイク、ハーロン、フランクリンの6人で旗をあげた写真が撮られただけだったのだ。
その後の戦いでハーロン、フランクリン、マイクは死んでしまう。
戦争終結後の英雄たち
戦争が終結し、英雄として持ち上げられた3人はそれぞれの人生を歩む。
アイラはまだアルコール依存症に苦しみ、不要な名声に悩みながら、農作で働き続ける。
レイニーはキャンペーン中に受け取った多くの名刺を利用して、就活をするも、就職に繋げずに用務員として人生を過ごした。

ジョンは、その後の人生を家族と商売に捧げ、戦争のことは一切話さなかった。
また、ジョンは、戦地で失った“ イギー ”が「どこに行ってしまったのか」常に悩み、死の淵まで悩み続けた。
ジョンは、息子に「良い父ではなかった。英雄は人に作りあげられた存在である」といい、旗を掲げた後に海で泳いだ思い出を振り返る。
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こんにちは、ダン(@adan_wb02)です。戦争に英雄なんていないのかもしれない。