100万円でどう資産運用?20代向けおすすめ戦略を解説

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20代はまだ大学生、もしくは社会人になりたての若者が多い世代。

自分の好きなようにお金を使いながら、欲しいものや足りなかったものを買い漁ってると思う。

資産運用ブームも来ていることから、資産運用を始めてみようかな、と検討してる人もいるだろう。

ダニエル
ダニエル

少額からでも良いので、早いうちから投資を始めることを薦める。

情報が溢れる中で、どのような基準で投資すればよいか難しいと思う。

この記事では、100万円というスタートラインから始めようと考えている20代向けのおすすめ資産運用についてわかりやすく解説していく。

20代での資産運用の重要性: なぜ今始めるべきか

Image by Freepik

なぜ20代から投資を始めるのか、理由は「金を無駄に消費するよりも、早いうちから始めて時間を味方につけよう」ということだ。

若いうちから投資を始める人にとってのキーワードは“時間”である。

最大メリットは時間を味方にできること|複利の魔法

最大メリットは“時間”が十分にあること。死ぬまでに約60年(半世紀以上)の時間を持っている。

時間は貧富の差関係なく、誰もが平等に持っている「権利」で、それを活かせるのが若いうちからの投資だと思う。

投資において、時間は「複利」を生み、その複利によって急激にお金持ちになる。というのが一般的だ。

ダニエル
ダニエル

人類の最大の発明は「複利」である、と天才アインシュタインは言うように、その複利を最大限活かせるのが“時間”だと思う。

たとえば、

1年目に預金したお金が1000円で、年利10%の場所に預けたとする。(年利10%はあり得なく高いが、計算しやすいため)

1年後には、100円(10%)の利益がついて、合計1100円になる。

複利の場合、2年目にはこの1100円の10%の利益がつくので、110円が増え、合計1210円になる。

シンプルな利息だと2年目も100円しか増えないが、複利だと、利益がついた金額からさらに利益が発生する。

年々増える速度が速くなる。これが複利によって急げにお金持ちになる仕組みだ。

だからこそ長期間投資を続けることで、複利の力を大きく得られ、大きな利益を生み出すこととなる。

シミュレーションでわかる10年、20年後の大きな差

さらに詳しくわかるように、投資のシミュレーションをしてみた。

先ほど例に挙げたのと同じく、年利10%の利益(実際にはあり得ないが)でグラフを作ってみた。

1,100円
1,210円
1,331円
1,464円
1,610円
1,771円
1,948円
2,143円
2,357円
2,593円
1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目 8年目 9年目 10年目

上記は投資原資(元々投資をした1000円)だけでなく、追加投資すると思う。

だから、上記のグラフよりも大きな指数関数のカーブを描き、大きな利益を生む仕組みになる。(実際には、年利が変動するため理想通りにはいかない)

ダニエル
ダニエル

長期間の投資で考えると、利益と損益を行き来しながら、必ず大きな富を産んでくれる。

ちなみに複利の計算式は下記のようになっている。

複利の計算: A = P ( 1 + r )n

  • A は将来価値
  • Pは初期投資額
  • rは年間の利率 (10% なら 0.10)
  • n は経過した期間 (年数)

20代の資産形成のバランス

「20代は自分に投資しろ」そんな言葉を効いたことがあると思う。ちなみに、僕が何度も聞いたフレーズ。

そのフレーズの意味は金融商品に投資するのではなく、自分への投資。

飲み会でも良いし、欲しいもの買うでもいい、旅行や趣味に使うのもいい、リスクをとって何かを始めるのでもいい。

経験に使えという意味だ。でも、僕は金融投資に充てるのもいいと思う。なぜなら、時間がモノを言う。

ダニエル
ダニエル

少額の投資をしても意味ないと言われているが、そんなことはない。経済や社会について勉強したくなると言う意味でも利点はいっぱいある。

100万円からのスタート|効果的な初期投資のアプローチ

少額でも大丈夫!100万円の力

100万円からのスタートは20代にとっては少額とは言いにくいものの、投資資金としては極めて少額。

しかし、多くの場合には100万円~300万円程度の少額から始める。

ダニエル
ダニエル

僕は仕事で直接本人たち(立野さん井村さん)から100万円で始めたことを聞いた。

100万円で買える日本株(100株)銘柄はかなり多い。

銘柄1株の価格100株の価格
三菱UFJ1,155.5円11万5,550円
本田技研4,643円46万4,300円
岩谷産業7,474円74万7,400円
100万円以内で購入できる日本株|2023年8月28日現在の価格

日本株の場合、一般的に1単元(単元株と言う)あたりで購入しなければいけない。

基本的には1単元 = 100株から買付できないルールになっている。

ただ最近は少額投資家が増えているため、証券会社も1株から買えるようにサービス提供している(単元未満株(100株未満)を取り扱っている)

ダニエル
ダニエル

僕は同じ銘柄を1株~3株程毎月定量購入している。

別記事で紹介したドルコスト平均法の投資スタイルを守っているのだ。

投資スタイル|定期的な投資と一時的な投資の違い

最初の原資をどのように扱うか、は人それぞれ。投資は自己責任だから、あなたがどれくらいのリスクを許容できるかが論点になる。

ここで伝えたいのは、定期的か一時的、つまり100万円を一度に投資する方法、もしくは100万円から少しずつ投資に回す方法のどちらかだ。

ダニエル
ダニエル

僕としては、定期的な投資(ドルコスト平均法)をおすすめする。

ドルコスト平均法とは?

ドルコスト平均法は、一定の期間ごとに一定の金額で投資を続ける方法。例「毎月1万円を投資信託や株に投資する」など。これにより、高いときも安いときも同じ金額で投資するため、長期的には平均的なコストで投資をすることができる。

ドルコスト平均法をおすすめする理由は、リスクが最小限になるからだ。

投資経験1年半経ってわかるのは、投資は利益を求めるのではなく、損益をどれくらい許容できるかが大事。

時間が経てば勝手に経済が伸びていくので、その伸びに合わせて利益は上昇する。

それまでは減ったり増えたりするが、一気に変わる局面まで待つしかない。

投資原資(100万円)が少しずつ投資されるのが面倒であれば、ドカッと一気に投資しても良い。自分が許容できる投資スタイルで始めるべきだ。

ダニエル
ダニエル

仮に100万円の原資が80万円になったとしても、売らなければ損確定にならない。

初心者が陥りやすい失敗とその回避方法|すぐ売ってはならない

初心者が陥りやすい失敗は、先ほど例に挙げた仮に100万円の投資をしたときに80万円になって、恐怖で売ってしまう(損確定)ことだ。

人間は利益を得たときの喜び(感情の動き)よりも、損益を得たときの恐怖(感情の動き)が大きい。プロスペクト理論と呼ばれ、提唱されている。

プロスペクト理論(Prospect Theory)とは、不確実性下での意思決定を行う際に、人間本来の認知バイアスを取り入れた意思決定モデルである。プロスペクト理論は期待効用原理では説明できない意思決定を説明できる理論であり、KahnemanとTverskyによって1979年に提唱された。

みずほ証券フィナンシャル ファイナンス用語集 プロスペクト理論より

下記の図の曲線は人間の感情の起伏を表している。利益が高くても一定数の喜びしか得ない。(利益が増しても徐々に喜びは鈍化する)

損益が低くなるほど、価値(感情)は下がっていく。(恐怖がさらに恐怖を生む)

プロスペクト理論 引用|みずほ証券フィナンシャル

つまりは、実際に金を運用すると、損益に耐えられなくて恐怖に陥る。初心者は多くありがちな失敗だ。

ダニエル
ダニエル

僕は仮想通貨で80万円を投げ売りし、日本株を6万円投げ打った過去がある。普通に辛い。

僕のような失敗をしないために、定期的な投資をおすすめする。

20代にピッタリの運用先|ETF、NISA、ロボアドバイザーとは?

投資を始める20代がよく聞く運用先について、それぞれ説明する。

ETFの基本とおすすめのETF

ETF(Exchange Traded Fund)とは、上場株式を集めた投資信託。個別銘柄を運用するのではなく、銘柄を複数集めた投資信託として運用している。

メリットとしては、個別銘柄に依存せず、複数集めた銘柄に連動するため、リスク分散になる。

商材選びにあたって気にする点は3つだ。

どのファンドが運用していて、連動する指標(集めた株式)はどれで、どの市場での運用なのか。

ちなみにETFの商材名は、上記の3点が入っている。

ダニエル
ダニエル

購入すべきETFは、運用取引量が多い投資信託を選ぶことだ。倒産リスクを考えたらそれがベスト。

もしかしたら運用ミスがあるかもしれないが、それは運でしかない。

特に気にするところとしては「連動する指標」と「どの市場での運用」の2点。

連動する指標は株式に直結するし、配当も出るかもしれないので、考慮しておこう。

おすすめETF
  • iシェアーズ・コア 米国高配当株式ETF
  • バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • ダイワ 上場投信-日経225
  • NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信

若者に人気のNISAの活用方法

NISA(少額投資非課税制度)は、年間の上限額内での投資収益が非課税となる制度だ。NISAがアップデートする情報は、下部にまとめた。

NISAを活用するときは、証券会社で「NISA口座」を開設しなければ利用できない。手順は下記の通り。

証券会社・銀行を選ぶ

NISA口座を開設したい金融機関を選ぶ。

口座を申し込む

開設する場所で申し込み。「申込書」と「住民票」の提出。店頭でもネットでも申し込み可能。

税務署に確認

申し込んだ金融機関が所轄の税務署にNISA口座の重複確認する。※NISA口座を複数開設できない。

重複がないことを確認すると「確認書」が届く。

NISA口座開設

「確認書」が届いたらNISA口座の開設は完了。あとは商材を選ぶだけで運用は開始される。

NISAを活用すればNISAの範囲内の利益が非課税になる。税金を払わずに済むから、今すぐに始めるべきだ。


NISAについて

2023年度(2024年3月)までは「一般NISA」と「つみたてNISA」になっているが、2024年度(2024年4月)以降は「新NISA」にアップデートする。

「新NISA」は、現行NISAと比べて①非課税枠が増額、②非課税期間が恒久化(無制限化)、③売却後に非課税枠が翌年復活する。

ダニエル
ダニエル

現行NISAと新NISAに関しては、別の記事でまた詳しく紹介する。

ロボアドバイザーとは?自動化された資産運用の魅力

ロボアドバイザーは、AIを活用して最適な投資ポートフォリオを作成し、自動運用してくれるサービス。

AIが運用しているため、投資信託と違い人間の目(投資のプロ)が目利きしているわけではない。過去のビッグデータによって、最適化されたポートフォリオの形成と売買をしてくれる。

ダニエル
ダニエル

これは考えの違いだと思う。投資信託を信じるか、ロボアドバイザー(AI)を信じるか。それはあなた次第。

AIの発展でロボアドバイザーという商材が出てきたが、最近出てきたため20年間と長い期間の実績がないため、現状成果は不透明だと思う。

ちなみにロボアドバイザーの手数料は比較的に高いと言われているが、それに関しても別記事で紹介する。

資産運用のリスクとチャンス|長期戦略で成長を静観しよう

20代向けに初期投資100万円の資産運用の始め方について紹介してきた。話をまとめる。

まとめ
  • 20代のうちに投資して時間を味方につける
  • 投資資金は少額100万円からでも十分に始められる
  • 単元未満株(100株未満)からでも始められる
  • 恐怖に囚われないように定期投資に努めよう

投資は必ずリスクが付きまとう。時価でいうと必ず損益が出る。

それに負けないメンタルを養うこともそうだが、早いうちに、若いときに投資することで時間が必ずリターンを生んでくれる。

ダニエル
ダニエル

今後世界情勢がどうなるか誰にもわからないが、世界が成長する限りは最終的に利益を生むだろう。